展覧会についてexhibition

展覧会の実施内容についてご紹介いたします。

展覧会は一年に2回、春季・秋季に1回ずつ、日本各地の支部主催で開催します。
午前8時から受付開始、9時から開会式、その後すぐに第一審が始まります。
午前中に第一審(個体審査)、昼食休憩後、第二審(比較審査)、第三審(特別賞、日保本部賞)が行われます。
全審査終了後、解散(たいてい2時30分頃)となります。
見学はどなたでも参加可能ですが、審査の妨げ(審査中の犬の気を引く行為など)にならないよう注意して下さい。

第一審(個体審査)

口中検査

咬み合わせ、歯数、舌の検査をします。咬み合わせの検査は犬の口を閉じた状態で、咬み合わせの検査をします。
その後、歯数、舌の検査を写真のように出陳者が犬の口の端を押えて開けさせ確認をします。

睾丸検査

雄犬のみ、触診にて睾丸の有無を確認します。

ハンドリング

ハンドラーがリードを持ち、犬の立ち姿を審査します。写真のように、犬の後方に立ち、背線から45°程度の角度でリードを保持します。

体高測定

足先から肩甲骨上端のやや後方の位置までの高さを、被毛を圧して測ります。日本犬標準の体高に収まっているかを検査します。

三角歩様

リング内の決められた三か所(目印が置かれています)を反時計回りに三角に歩行、犬の歩様を審査します。最初にうしろ部分、全体像、最後に前部分と、それぞれの運歩をみます。
同時に骨格構成や体躯のバランスなどのチェックもします。

第二審(比較審査)

出陳番号順に時計回りに並びます。
同じクラスの出陳犬を個体審査の基礎評価をもとに比較して、順位を決定します。

第三審(日保本部賞・特別賞の決定)

 第二審査終了後、壮犬・成犬クラスの上位犬の中から日保本部賞を決定します(支部によって県知事賞など特別賞あり)。受賞者には本部賞の楯と賞状が授与されます。

 日保本部賞とは、当日の展覧会で特に優秀であった上位入賞犬数頭に授与される最上位の賞になります。授与本数は、開催される展覧会の出陳頭数によって決められています。

日保本部賞を合計6回受賞した犬は、「完成犬」となります。以後連合展、全国展への出陳のみとなります。

完成犬組の審査(連合展のみ)


 連合展での審査は、第一審と第二審の間に、完成犬のみのクラスによる審査が行われます。

 小型・中型・大型の雄雌すべて同一の組で審査を行い、 出陳申込数が3頭以上の場合、最も優秀な犬1頭に最高賞「日本犬保存会会長賞(盾及び賞状)」を授与します。