熊被害に日本犬の活用を(ベアドッグ)
全国各地で熊による痛ましい事故が連日報道されています。近年、鳥獣被害や事故は年々増加の一途をたどっています。特に私たちの生活様式の中で外で犬を飼う「外飼い」が減っていることも、その要因の一つです。
日本犬は、我々の先人とともに狩猟犬として活躍してきた我が国固有の犬種です。主に、熊、猪、鹿などの大型鳥獣から鳥、うさぎ、狸などの小型鳥獣まで幅広く狩猟犬として活用されてきました。現在の日本犬は、犬舎飼いという環境(家庭犬としての環境での飼育)の中で、何代にも渡り飼育されてきました。そのような環境下で狩猟本能の維持は図られているのか、当会では「猟能研究会」をとおして40年に渡り、日本犬の猟性を測ってきました。令和6年は熊を対象として、令和7年は猪を対象として開催しました。開催状況について弘田猟能委員長は『参加犬のほとんどが初めて熊を目の前にするわけですが、中型犬は熊に興味を示す個体が多く、小型の柴犬も主人の「いけ」の声に果敢に吠えかかる姿が見られ、犬と主人の信頼関係が猟犬としての本能を発現させるものであった。』との総評がありました。本年度の猟能研究会での猪に挑む紀州犬、四国犬、柴犬の勇姿もご覧ください。
これからも熊、猪を始めとして鳥獣被害は増えることが予想される中、日本犬を帯同させること(ベアドッグ的役割)によって被害を最小限に抑えるなど防御策に繋がるのではないでしょうか。
本件に係る問合せ等は下記までお願いいたします。
(連絡先)〒101-0054東京都千代田区神田錦町2-5-1
神田坂田ビル2階
公益社団法人 日本犬保存会
担当:事務局長 井上 実(まこと)
TEL:03-3291-6035
Fax:03-3291-1985
e-mail:inoue@nihonken-hozonkai.or.jp
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